現在、健康志向や多彩な食習慣の広がりと共に人気となっているナッツ類。
特に、ダイエット中の方には人気のおやつとなっています。
ナッツ類に共通した特徴
- 不飽和脂肪酸(リノール酸、α-リノレン酸などの体内で作る事の出来ない必須脂肪酸を含む常温で液体の油で、容易にエネルギーに変換出来るほか、近年ではアンチエイジングの手助けもするとして注目されている脂肪成分)を多く含む
- たんぱく質、ミネラル、ビタミンを多く含み、更に人間、特に東アジア人はナッツ類の栄養吸収に最適化された遺伝子を持っている人が多い(諸説アリ)ため、身体づくりに効果的
- 脂肪と食物繊維の効果で腹持ちがかなり良い
- 糖質が少ないので血糖値の上昇も緩やかで太りにくい
ナッツ類は総じて、ダイエットや体作りには最適なオヤツと言えるでしょう。
こんな食べ方はナッツでも太る!
ただし、意外ですが、ナッツ類でも太る食べ方、というものがあります。
1.ドライフルーツと一緒に食べる
トレイルミックスやナッツ&フルーツ、という名前で売られているような、アウトドアや朝食向けのミックスナッツとドライフルーツの混ざった商品。
これは、効率よくエネルギーと栄養を摂る事を目的としている、フルーツの糖質や砂糖を足した商品なので、むしろ太ります。
ミックスナッツとドライフルーツの組み合わせは本当に美味しいし、すぐに力が出る上に腹持ちも良くて最高なんですが、ダイエットにはまったく向きません。
2.太る添加物が足されている
砂糖が足されていたり、油で炒められていたりするものは、むしろ太ります。
当たり前ですが、バタピーは本当にダメダメです。
塩も水分を貯め込んで単純に浮腫みますし、人間は塩分と水分が身体に入ると糖質を欲しがる傾向にあるので、これもダイエットには向きません。
やはり、素焼きの物がオススメです。
3.太るナッツを食べている!
よく、安いミックスナッツに入っている、ジャイアントコーン。
これは、カロリー自体は他のナッツよりも低いのですが、糖質は普通のコーン並みの100gあたり65gもにある上に、油で揚げてあるので、圧倒的に太ります。
また、糖質が血糖値を上昇させるので、そこで他のナッツの脂肪分を吸収しやすいコンディションにしてしまう・・・という、最悪の状態に。
ダイエットのためのミックスナッツには絶対に入れたくない食材です。
ジャイアントコーン、栄養豊富でカロリーもある上に日持ちもするという。
貧しかったアンデス高地の人類を支えてきた素晴らしい食材なんですが・・・その分、太ります!
太らないナッツの食べ方
それでは太らないナッツの食べ方を簡単にご紹介します。
- 素焼きの物を選ぶ
- ミックスナッツはジャイアントコーンは避けて
- ドライフルーツなどの糖質を一緒に摂らない
- 一緒に摂る飲み物も砂糖ゼロで
これだけ守れば、オヤツとしてダイエットの味方になってくれるはずです。
ただし、落とし穴が一つ。
素焼きのナッツで太る事もある
糖質を全くとらず、素焼きのナッツを食べているだけでも、太る事がもちろんあります。
それは、糖質制限を進めていくと、脂肪分の吸収・分解能力が段々と向上して、3か月もすれば脂肪での食生活に最適化されるからです。
このケトジェニックな状態になると、脂肪でも十分な活動が出来るようになり、身体の脂肪もエネルギーに変換しやすい身体になるのですが、逆を言えばこの状態だと、脂肪を摂取すると太るようになります。
ですから、結局はダイエットの中期からは、食事の総量管理、総カロリー管理は重要になるのです。